姿勢と勉強
こんにちは、はま整骨院です。
よし!勉強するぞ!と机に座ったもののすぐに集中力が切れて全然宿題やテスト勉強は進まずに時間ばかり経ってしまう。そんな経験は有りませんか?
もしかすると学生だけではなく、社会人になっても思ったほど仕事がはかどらず時間ばかりが過ぎてしまっているなんて人も多いのかもしれません。
身に覚えのある方はもしかすると姿勢が関係しているかもしれません。
今回は、姿勢が悪いとなぜいけないのか?どんな姿勢が良い姿勢なのかについて書いていきたいと思います。
良い姿勢の方が問題の正解率が上がる!
姿勢と計算成績との関係の調査で同程度の計算問題を一つは『楽な姿勢』でうけてもらい、もう一つは『良い姿勢』で解いてもらうという。という実験が有ります。
ここでいう良い姿勢とは「背筋を伸ばして椅子に深く座り、書きやすい位置に椅子を机の方へ引いてください」という指示をしたようです。
結果は全ての実験で『良い姿勢』の方が回答率、正解率共に良い結果で、中でも午前・午後それぞれ同じように同じように『楽な姿勢』と『良い姿勢』で試験を行った際は午前中では『楽な姿勢』正解率56.9%、解答率60.3%。『良い姿勢』正解率58.1%、解答率60.6%と微増。午後は『楽な姿勢』正解率51.4%、解答率53.6%。『良い姿勢』正解率55.6%、解答率58.6%という正解率が4.2%、解答率5%向上という結果が出ていました。
数字と同じ文字ばかりで目がチカチカするような文章になってしまいましたが、要するに『良い姿勢』で問題を解いた方が正解率、解答率共に向上したという事です。
ちょっとじゃないか。と思う方も居られるかもしれませんし、姿勢だけで成績が変わるなら良いなと思われた方も居られるかなと思います。僕的には長期的に見ると結構な差が出てくるのではないかと思いますし、午後にこれだけの差が現れるというのは姿勢と疲労とかがかなり関係しているという事が執権結果に良く表れていると感じました。
どうして姿勢が勉強に影響するのか。
背中が丸まった状態で座っていると肺が圧迫されます、そうなってくると空気を十分吸う事が出来ず、身体全体に十分な酸素を供給する事が出来ず酸欠状態になります。
そんくらいで酸欠状態になる?と思うかもしれませんが。人間の身体は、血中の酸素濃度が97%であるのが理想です。しかしこれが94~95%程度になってしまうと酸欠状態となります。たったの2~3%酸素濃度が低下するだけで酸欠になるということです。
脳の酸欠状態が続くと以下のような症状に見舞われます。
- 眠い
- だるい、疲れやすい
- 集中力が続かない
- 目がかすむ、ぼやける
- 頭痛
要するに背中が丸まる→肺が十分機能できない→酸欠→脳が十分機能できない→勉強・仕事はかどらない。という事です。
またそういった状態が続くと様々な病気の原因にもなります。
良い姿勢ってどんな姿勢?
今回は勉強やデスクワークなど座った状態での良い姿勢についてチェックしてみましょう。
案外姿勢は自分の座る姿勢がどういったものか本人意識していない事が多いです、なので出来れば身近な人とチェックしあうと良いかと思います。
ザクッと言うと横から見て耳・肩・骨盤が一直線に並んでいる状態。頭頂部を糸で引っ張られるようなイメージで座ると意識することなく背筋を伸ばした状態を保つ事ができます。
逆にこんな姿勢になっているとあまり良い姿勢とは言えません。
・座ったとき座骨が倒れている
椅子に浅く座るクセが付いている人や背もたれにもたれる人は座骨が後ろに倒れやすく腰への負担が増えます。椅子に深く座り、お尻を背もたれにつけ背中はもたれないように気を付ける事で、腰への負担を軽減し長時間座っていても疲れにくくなります。
・椅子が高くて足が床についてない
椅子が高くて足が浮いた状態ですと太ももの裏が足の重さで圧迫され血行が悪くなりふくらはぎのだるさやむくみにつながります。また机の高さが合ってないと身体を丸めがちになります。
高い椅子を利用する際は足元に代を置く、長時間作業する場合は背中が丸まらないように自分の体形に合った机や椅子を使うようにしてください。
・足をくむのが癖
足を組む癖のある方、組んでる人の多くは背中を丸めて座っいる事が多いです、ためしに背筋を伸ばすのを意識したまま足を組んでみてください。たぶんかなり難しい思います。良い姿勢で足は組みにくいんです。
・座椅子
一見楽そうな座椅子は実は構造的に猫背になりやすいので、使わないのがおススメです、どうしても使いたいなら座椅子の背もたれにもたれず座り座椅子の前側にお尻の後ろをのせて座ると骨盤が後ろに倒れにくくなり長時間座っても腰に負担がかからず良いでしょう。
まとめ
姿勢の悪い状態で勉強やデスクワークなどを行うと効率が悪く、疲れやすくなります、良い姿勢を身に着けて勉強も仕事も効率よく行えるとより良い生活が行えると思います!
ポイントは腰の後ろに△のすきまを作らない事ですここにすきまができると骨盤が後ろに倒れ腰への負担が増すだけでなく背中も丸まるため肩こりや首こりを起こしやすくなります。
多くの身体の不調は日常的な姿勢から来ています、姿勢に気を付けて身体への負担の少ない生活を送ることが健康的に楽しく生活するための秘訣です。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!