そり腰
こんにちは、福山市はま整骨院の浜野です。今回はそり腰について書いています。そり腰にお悩みの方も、そうでない方も是非読んでみてください。
そり腰というのは文字どうり腰が反っている状態の事を言います。そり腰になる原因はほぼ骨盤の前傾です。
そして、そり腰になると以下の身体に悪影響が現れます。
そり腰による身体への悪影響
- 腰痛になりやすい。慢性的な腰痛。
- お尻や下腹部が大きく見える。太って見える。
- 足が上がりにくい、よくつまづく。
- 足がむくみやすい。
- 代謝が落ちる。
当院に来られる方の多くは腰痛で困って来院されそこでそり腰が見つかる方が多いです。どうして腰が痛くなりやすいかというと、立った状態で真っすぐお辞儀をしてみてくださいこの状態が骨盤が前傾した状態です。その状態から股関節はできるだけそのままで身体を起こしてみてください、極端にいうとそれがそり腰です。おそらく腰に凄く力が入った状態を感じるかと思います。
そり腰の方は常に腰の筋肉が収縮(ちぢんだ)状態になるため腰の筋肉が硬くなりふとした表紙に筋線維を痛めたり、慢性的に鈍痛(鈍い痛み)が有る状態にやすいです。
またお尻を後ろに突き出した状態、下腹部からお腹を前に突き出すような状態になるため見た目にも下腹部やお尻が大きく見え太って見えます。
先ほどの体勢で歩いてもらえると分かりやすいですが、股関節の動きにも制限が出るため足も上がりにくくつまづきやすくなります。股関節の可動域(動く範囲)が狭くなると代謝が落ちるとともに骨盤周りや足にかけての血液の流れも悪くなるため下半身がむくみ、下半身太りの原因にもなります。
そり腰の原因
反り腰の原因は初めに書いたようにほぼ骨盤の前傾です。どうして骨盤が前傾するかというと日々の身体の使い方、クセ、運動不足による筋力低下と柔軟性不足です。
身体のほとんどの骨には筋肉が付いていてその筋肉が縮こまったり、ゆるんだりすることで位置を変えます。もちろん骨盤にも沢山の筋肉が付いていて、骨盤が前傾している人は骨盤前方についている下に引き下げる筋肉の緊張が強く、上に引き下げる筋力が弱い人が多いです。
中にはどちらか一方が極端に働いていたり働いていなかったりします。
どういった人がそり腰になりやすいかというと、運動不足の方や、年配の方、ヒールを日常的に履いている方や、太っている方、妊婦さん、産後の方も多いです。
ヒールを日常的に履いている人はつま先立ち状態のため前に重心がかかる方が多く、太もも前面の筋肉の緊張が強くなるため骨盤を下に引き下げる力が強くなり骨盤が前傾します。
太っている方や妊婦さんはお腹が前に出るため重心を真ん中に戻そうとして腰を反らした状態になります。また産後は妊娠中に腹筋の筋力が低下し骨盤を上に引き上げる力が弱くなるのと妊娠中に腰を反らした状態のクセが付いているため産後そり腰を残しやすく、体重は妊娠前と同じに戻してもお尻が大きくなったり、下腹部が出たままになってしまったなというお悩みも多く見られます。
そり腰の改善方法
そり腰を治すためにた骨盤の前傾を改善し、ニュートラルな状態に戻す必要が有ります。そのためには骨盤の前側を下に引き下げる力を弱め、上に引き下げる力を強くする必要が有ります。もちろん片方だけでも良い場合も有ります。
骨盤を下に引下げる力
骨盤を下に引き下げている代表的な筋肉は大腿直筋という太ももの前側の筋肉の一つです大腿直筋は骨盤前方の下前腸骨棘、寛骨臼上縁から膝蓋骨(膝のお皿)についています、通常は膝を伸ばしたり太ももを持ち上げる働きが有りますが、この筋肉の柔軟性が低下すると骨盤と膝のお皿を近づける方向に力が働くため骨盤が前傾します。
骨盤を上に引き上げる筋肉
骨盤前方を上に引き上げる代表的な筋肉は腹直筋です。腹直筋は骨盤前方の恥骨綾からみぞおち辺りにの第5~7肋軟骨前面、剣状突起についています。そのため収縮(縮こまる)すると骨盤前方とみぞおちを近づける方向に働くためこの筋肉が弱ると骨盤を上に持ち上げる力が弱くなります。
こういった筋肉達のバランスが崩れる事で骨盤が前傾しそり腰になり様々な身体への悪影響を及ぼします。
そのため骨盤前傾を改善するためには今の自分の身体の状態の把握、大腿直筋の柔軟性を上げるためのストレッチや、腹直近の筋力を上げるためのトレーニングなど骨盤前傾、反り腰になっている筋肉の柔軟性の低下、筋力の低下を改善する必要が有ります。
はま整骨院ではそり腰や骨盤前傾にお悩みの方に対し当院の『骨盤矯正』を行い対応しております。お気軽にお問合せ下さい。